【Gtax】共通フォーマットの書き方を初心者向けに解説!

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キタドロ

NFTの取引履歴を作りたいけれど、共通フォーマットの作り方がわからない…

確定申告の準備のためにGtaxを導入したけれど、共通フォーマットの作り方がわからずにパソコンの前でフリーズしていませんか?そもそもGoogleスプレッドシートの使い方がわからずに、まったく手をつけていない人も多いでしょう。

とはいえ、正確に確定申告をするためには、共通フォーマットを作る必要があります。

キタドロ

そんなことを言われても、1人で作れる自身がない…

そんなあなたのために、共通フォーマットの作り方を画像たっぷりで紹介します。Etherscanの使い方もあわせて解説したので、取引履歴の見方も理解できますよ。

この記事でわかること

  • Etherscanから履歴をダウンロードする方法
  • Googleスプレッドシートに履歴をアップロードする方法
  • Gtaxに共通フォーマットをアップロードする方法

ぜひ最後まで記事を読み、スムーズに共通フォーマットを作ってくださいね。

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共通フォーマットの作り方

共通フォーマットは、Gtaxが対応していない取引所や、NFT売買の記録を計算するときに使用します。

  • NFTの売買
  • ブロックチェーンゲーム(STEPNとか)
  • ICOに参加

このような人は、共通フォーマットを手作りして、Gtaxに記録をアップロードしましょう。

共通フォーマットのダウンロード方法

まずは、共通フォーマットをダウンロードしましょう。

Gtaxにログインし「データ取り込み」「対応外データ」「一般用共通フォーマットをダウンロード」をクリック。

フォーマットをダウンロードしたら、Googleスプレッドシートを開き「ファイル」「インポート」をクリックします。

ダウンロードしたフォーマットを、Googleスプレッドシートにアップロードしましょう。

ファイルをインポートします。

インポートしたら、表を見やすくしましょう。

アルファベットの隣りにあるうっすい線を「ビーって」ひっぱり、一番上の文字が見えるようにします。

サンプルで書いてある取引履歴はジャマなので、何列か消してください。

記入する項目はこちら

  • 取引所名→OpenSea・MintSite・MetaMaskなど
  • 日時→MetaMask履歴の「DateTime」かOpenSeaの「Activity」で確認
  • 取引種別→「売買」とか「無償取得」
  • 取引通貨名(+)→NFTを買った場合「NFT資産CNP」
  • 取引数(+)→NFTを買った場合は「1」売っ場合は金額「0.05」みたいに通貨の量を記入
  • 取引通貨名(-)→OpenSeaならETH
  • 取引量(-)→支払ったETHの金額を記入「0.05」
  • 取引額時価→Gtaxが計算するので空欄
  • 手数料通貨名→ETH・MATIC(ガス代です)
  • 手数料数量→金額「0.0015」

以上の項目を記入します。

具体的な記入方法は、こちらの記事で確認してください(随時更新予定)

NFTの売買履歴のダウンロード方法

次に、NFTの売買履歴をダウンロードします。

↑クリックすると公式サイトに移動します↑

などの、使いやすいツールを使用してください。

今回は、イーサリアムチェーンの履歴を確認できるEtherscanを使用して解説します。

まずは、メタマスクにログイン。

「0X…」から始まる、ウォレットアドレスをコピペしてください。

Etherscanにアクセスし、さっきコピペしたウォレットアドレスを入力します。

画面の下の方にいきます。

必要な履歴は「Transaction」「internal Txns」です。

ざっくり説明すると

  • Transaction→取引履歴
  • internal Txns→NFTを売った履歴

この2つの履歴をダウンロードしましょう。

まずは「Transaction」をクリック。

そのまま下に行って「CSV Export」をクリックしてください。

期間を設定して、ダウンロードします。

ファイルがダウンロードできていればOKです!

同じように「internal Txns」のファイルもダウンロードしましょう。

このファイルを、Googleスプレッドシートに貼り付けます!!

PolygonでNFTを買っている人は、Polygonscanを使って、同じようにダウンロードしてください。

Googleスプレッドシートで履歴を確認

スプレッドシートにファイルを貼り付ける方法です。

「ファイル」「インポート」

「アップロード」をクリックして、ファイルを貼り付けます。

インポート場所は「現在のシートに追加する」を選択です。

スプレッドシートから、必要な情報を集めましょう!

「Etherscanは数字と英語だらけで意味わかんね~」って人は、ETH payment historyを使ってみてください。

画像出典:ETH payment history

こっちのサイトでは、購入したNFTの画像を見ることができます。

使いやすい方で作成してください。

OpenSeaの「Activity」も使いやすいですよ。

画像出典:OpenSea

共通フォーマットをGtaxにアップロード

共通フォーマットが完成したら、Gtaxにアップロードします。

「データ取り込み」「対応外データ」「一般用共通フォーマットを取り込む」からアップロードです。

アップロードする時には、時間の調節もできます。

以上が、共通フォーマットの作り方です。

わたしのNFT売買記録をのせておきますので、共通フォーマットを作る時の参考にしてください。

キタノドロップ Gtaxの共通フォーマット

共通フォーマットの疑問点を解説

共通フォーマットを使っていると

  • 取り込みエラー
  • この場合はどうすんの?

という疑問点はよくあります。

わたしが使っていて感じた疑問点を、共有しますね。

giveawayキャンペーンの書き方

Twitterなどで行われるgiveaway(プレゼントキャンペーン)の書き方は

  • giveawayしてもらう→取引種別を「無償取得」
  • giveawayする→取引種別を「送付」
  • 取引通貨名の部分に「NFT資産OO」

こんな感じです。

giveawayでNFTをもらった場合は、取引通貨名(+)に、giveawayでNFTをプレゼントした場合は、取引通貨名(-)でお願いします。

ちなみにgiveawayでもらったNFTは「贈与税」という税金がかかります(マジか…)

NFTの金額が110万円を超えた場合、確定申告が必要です(個人からgiveawayしてもらった場合です。)

110万円以下の場合は、税金はかかりませんよ!(法人からgiveawayしてもらった場合は、所得税で申告です)

かってに送られてきた詐欺NFTの処理

有名なNFTを持っていると、買った覚えのないNFTが送られてくることは多いです。

Etherscanで確認すると、オーナーが「わたし」になっているんですよね…

NFTを持っているので「資産になるのでは?」と一瞬考えたのですが、こーいうNFTは確定申告しなくていいと思います(詐欺の可能性が高いですし)

Polygonチェーンの履歴を調べると、大量のNFTが送りつけられていて焦ります。

購入してもいないNFTを確定申告するのはおかしい」気がするので、わたしは無視する作戦を取りました(税務署行ったときに聞いてみますね)

NFTの売上の計算方法

OpenSeaでNFTが売れた時の、売上の計算方法を解説します。

例えば「0.1ETH」でNFTを売却しても、そのまま0.1ETHが売上にはならないんですよね。

売上からひける経費はこちら

  • OpenSeaへの手数料(2.5%)
  • クリエイターへの報酬(作品ごとに違う)
  • 出品手数料(ガス代)
  • NFT購入時の手数料(ガス代)

わかりづらいので、図で確認しましょう。

きちんと計算すると、0.0151ETHが売上から引かれています(1ETH=15万円の場合、2,265円)

いちいち計算がめんどくさい場合は、経費を申告しなくても問題ありません(が得するので)

Etherscanで探したら、ちゃんと内訳が書いありました。

税金を1円でも安くしたい場合は、きちんと経費を理解しましょう。

MetaMaskにETHを送金するとエラーが出る

Gtaxに、コインチェックの履歴をアップロードすると「要処理取引」という、よくわかんないエラーが。

これは、MetaMaskにイーサ(ETH)を送金すると出るようです。

エラーの解消方法は、メニュー画面の「要処理」「資金移動」「一括取込」をクリックすればOKです。

共通フォーマットを使って「買い物用MetaMask」「保管用MetaMask」にNFTを移動した記録をアップロードしても、要処理取引が出てきます。

同じように「資金移動」「一括取込」でエラーが解消するので、試してみてください。

NFTを1度にたくさんミントした時のガス代は?

NFTのアラウリスト(優先購入権)をたくさんもらった場合、1度に3作品とか5作品をミント(購入)できます。

わたしはこの時のガス代(購入手数料)を、均等に割りました。

NFTを売るときにガス代は経費になるので「手数料もきちっと割ったほうがいいのかな?」という考え方です。

小数点以下の計算は、なまらめんどくさいです(笑)

盗まれたNFTは経費にできないのか?

まずはNFTを買ったときに、仮想通貨(イーサとか)に対して税金がかかります(イーサの値段が下がっていたら損失です)

NFTを盗まれたのは仮想通貨の税金計算が終わってからのタイミングなので、仮想通貨の売買の経費にはなりません。

とりあえず「警察」や「税務署」に相談しましょう。

UTCとJSTとは?

NFTや仮想通貨業界の人は、自分のプロジェクトを「アルファベット3文字」で書くことが大好きです(BTCとかCNPとか)

わたしは「UTC」と「JST」を、新種の仮想通貨だと思っていました。

そしたら

  • UTC→世界時間
  • JST→日本時間

だったんですね(笑)

アホ丸出しですいません。

Gtaxに共通フォーマットをアップロードする時は、世界時間と日本時間を調節する機能があります。

この機能は、共通フォーマットを作る前に知っておきたかったです。

必死で世界時間に「9」を足した日本時間を計算していました…

この記事を読んでいるみなさんは、わたしのようなミスをしないでくださいね!

エアドロップされた通貨の書き方

2022年の9月にイーサリアムのアップデートがあり、わたしのウォレットにETHWという通貨がエアドロップ(プレゼント)されました。

この場合は「取引種別→ボーナス」と書くそうです。

SBTを買った時のガス代は経費になる?

SBTは「ソウル・バウンド・トークン」っていうもので、ざっくりいうと

「このNFTは俺のものだ!!誰にも渡さんぞ!」

っていうトークンです。

  • 売ることができない
  • 友達にもプレゼントできない

「自分だけの想い出NFT」みたいなイメージでOKです。

NFTは売ったときに利益が出て、初めて経費を申請できます。

SBTは売れないので、ガス代は経費になりません(2023年1月時点)

今後「ウォレットまるごと買い取りサービス」とか出てきたら、経費になるかもしれないので、一応ガス代はメモしておきましょう。

NFTとNFTを交換した場合

内輪ネタで申し訳ないんですが、30人くらいがNFTを持ちよって、プレゼント交換会をしたんですよ(めちゃめちゃ盛り上がったっす)

この場合の税金を考えましょう。

集まったNFTの値段はバラバラですし、もらったNFTを売りに出したときに、売れない場合もあると思います。

考え方としては

  • プレゼントされたNFTを売った時の金額
  • プレゼントしたNFTを買った金額

この差額で計算するのが、現実的だと思うんですよね。

今回のプレゼント交換イベントは、2023年の1月1日に行われました。

2024年度の申告になるので、まだまだ時間があります。

詳しい方いらっしゃいましたら、申告方法を教えて下さい(笑)

まとめ

Gtaxの共通フォーマットの作り方を解説しました。

NFTの確定申告のときには、必須のツールです。

作るのに時間がかかるので、早めに準備してくださいね!

「NFTや仮想通貨の確定申告」について書いたKindle本も出しています。

お時間あれば読んでみてください~

Gtax

※注意事項
仮想通貨やNFT、DeFiなどは税務上のルールが決まっていない場合があります。
年間の所得が20万円を超えそうな場合は、税理士や税務署に聞いてみてください。
また、仮想通貨の儲けは雑所得に分類されます。
雑所得が1円以上ある場合は住民税の申請が必要なので、役場に問い合わせてくださいね。

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