こけしを配るおばあちゃんの記事があったんですよ
引用:とまとぅ~王国スペース
こけしアプリとは、独自のコミュニティや文化を楽しむために開発されたツールです。
そんなこけしアプリの中心人物、ヒオキンさんにインタビューする機会をいただけました。
ちょうど、こけしアプリを使ったマーケティングをテーマにKindle本を発売したので、ヒオキンさんからアプリの魅力やマーケティングの秘訣について話をきけたんですよ。
とても貴重な経験となりました。
今回の記事を読むことで、Kindle本『こけしマーケティングの教科書』の内容をより楽しめます。
こけしアプリをスマホに入れている方は、記事の内容を読んでみてくださいね。
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ヒオキンさんインタビュー

今回は、貴重なお時間をいただきありがとうございます!



いえいえ、今日はよろしくお願いします。



さっそく質問させてください。
ヒオキンさんが、こけしアプリを開発したきっかけを教えていただけますか?
そもそも、なぜ「こけし」だったのか、理由をお聞かせください。



アプリのテーマに「こけし」を選んだ理由は、秋田で理容室を営んでいる、後輩のおばあちゃんでしたね。
僕には秋田出身の後輩がいて、おばあちゃんのいる実家にちょくちょく遊びに行かせてもらっていたんですよ。



へえぇ、そうでしたか。



で、後輩のおばあちゃんが「あんたも遊びにきんしゃい」と理容室に誘ってくれました。
おばあちゃんの理容室へ遊びに行ったとき、奥の座敷に足を踏み入れたら、大量のこけしが並んでいたんです。





た、大量のこけしですか。
すごい光景ですね。



そうなんですよ。
ちょっとびっくりしましたが、僕がこけしに関する質問をすると、嬉しそうにおばあちゃんは秋田新聞を見せてくれたんです。



新聞には、どんな記事が載っていましたか?



なんとですね、こけしを配るおばあちゃんの記事があったんですよ!



こけしを配るおばあちゃん、ですか?
それはまた珍しいですね。



というのも、おばあちゃんの地元は、秋田県の伝統工芸品に指定されている川連(かわつら)こけしが有名な土地なんですよね。
川連こけしは、江戸時代から続く木地山系こけしの末裔





へえ、川連こけしには、長い歴史があるんですね。
資料によると、木地山(きじやま)系のこけしの末裔って書いています。



ええ、そうなんです。
全国に11ある系統のうち「木地山系こけし」に分類されると言っていました。



木地山系こけしのルーツを教えていただけますか?



木地山こけしの歴史は古く、江戸末期に良質な木材を求めて多くの木地師(木材職人)たちがやってきたのが始まりだそうです。
木地師たちが、地元の湯治場(温泉宿)のお土産としてこけしを作り始めたことで「木地山系木地山こけし」の歴史がスタートしたんだとか。



なるほど。
木地山こけしと川連こけしの関係性を教えてください。



明治に入ると、国の林業政策が変わって木材の伐採が制限されました。
多くの木地師たちは山を下りて、漆器の産地だった川連地区に移り住んだんです。
そこで木地業をしながら、こけしを作り始めたことが川連こけしのスタートですね。



おばあちゃんの地元、川連地区にも木地職人はいたんですか?



はい。以前から川連地区にいた木地職人さんも、こけしを作り始めたそうです。
湯沢市の川連地区で作られたこけしが「木地山系川連こけし」として確立した、というわけです。



木地山で作られていたこけしが、川連地区へ移って独自に発展したんですね。
わたしが用意した資料には、初期の木地山系こけしは、鳴子系の影響を受けていたという記述もあります。



え、あの鳴子系ですか!それは知らなかった。
キタドロさん、めっちゃこけしのルーツを調べてくれたんですね。



いえいえ、こちらこそ貴重なお話、ありがとうございます。
こけしおばあちゃんの想いをアプリに引き継ぐ





いったん、理容室のおばあちゃんに話を戻しましょう。
ここからはヒオキンさんの想像ということですが「おばあちゃんは理容室のお客さんにこけしを配りまくっていた」と予想されているんですよね。



ええ、僕の想像ですけどね。
きっとそうだったんじゃないかな~と。



ぶっちゃけると、こけしを配られても、人によっては少し困るかもしれません。



そうですよね(笑)
でも、こけしにはおばあちゃんの熱い想いが詰まっていたと思うんです。



確かに、おばあちゃんは嬉しそうにこけしを配っていたんですよね?



はい。
きっと、お客さんが喜んでくれるだろうと思って、一つひとつ配っていたはず。



理容室のお客さんも、すでに家にたくさんこけしがあっても、おばあちゃんの気持ちを考えると断りにくいかもしれませんね。



そうだと思います。
「またこけしかっ!」と思いつつも、ありがたく受け取っていたんじゃないかなと。



おばあちゃんとお客さんのやりとりを想像したときに「こけしを配ったら、めちゃくちゃ面白い!」と感じて、ヒオキンさんはこけしアプリを開発した。



その通りです!
おばあちゃんの行動から、何か面白いことが生まれるんじゃないかと直感的に思いました。
こけしアプリには、おばあちゃんの意志を引き継がせてもらっています。
こけしアプリに興味がでた方は、ダウンロードしてみてください。
Kindle本では、こけしアンバサダーとして活動する、とまとぅ~さんのマーケティング戦略を詳しく紹介しました。
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